スクワレン前駆体

スクワレン前駆体

皮脂腺で脂質の合成

コレステロールを合成する

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皮脂腺から分泌する脂質には多量に「スクワレン」が含まれています。
スクワレンには、コレステロールを合成するときの前駆体になります。

スクワレンの量に対して、コレステロール量が極端に少ないことから、皮脂腺では
スクワレンからコレステロールを合成する代謝が上手く働かない可能性が考えられます。

皮脂腺は、性ホルモン(男性ホルモン作用のあるホルモン)の影響を強く受けています。

ホルモンの変化で、皮脂量も変わってきます。
生まれたばかりの赤ちゃんは、母親のホルモンの影響を受けているので、皮脂量は
多くなっています。

その後、すぐにホルモンの影響がなくなるので、思春期まで比較的皮脂量の少ない期間が
続きます。再び、皮脂量が多くなるのは、思春期以降です。

この時期から、男性ホルモンの分泌がとても盛んになるためです。
一般的に、男性の方が女性よりも皮脂腺の働きが活発です。
皮脂の分泌が男性ホルモンで促進され、女性ホルモンで抑制されます。

皮脂の分泌量には、個人差がありますが、30歳代までは、比較的高い値で推移します。

それ以後は、年齢とともに徐々に減少して、女性のほうが、減少は早めに起きます。
皮脂の分泌量は、温度によっても変化します。
気温の低い冬では、皮脂が冷えで固くなり、毛のう内に溜まりがちになります。

皮脂腺は、外口に脂が溜まると、皮脂の合成活性を下げるものと考えられ
さらに冷気に触れている皮膚では、血流の悪くなり、皮脂腺の温度を低下するため
皮脂を合成する能力が低下します。

夏の暑い季節では、皮脂も軟らかくなり、毛のうから容易に皮膚表面に流れ出ます。
そうすると、皮脂腺は出口から詰まることなく、盛んに脂質を合成するようになると考えられます。

皮脂腺による皮膚トラブル

皮脂分泌量が活発過ぎると、毛孔がふさがれ、顔にはにきびができたり、汚れがつき
やすくなったりします。

これは、皮膚の一部である「頭皮」でも同じです。
皮膚衛生上からも十分に注意してください。

皮脂は、時間とともに微生物により、空気中の酸素と反応することで、さまざまな形に変化します。

皮脂の分解産物の中には、刺激性の強い脂肪酸や過酸化脂質(酸素と結びついた脂質)などが
含まれています。

それらが「皮膚トラブル」の原因になります。

また、皮脂そのものが微生物の栄養源となり、常在菌として存在していた微生物が
異常に繁殖して、それが皮膚トラブルの原因になる場合があります。

本来の皮脂は、皮膚の温度では透明になる液状をしています。
毛のう内を通過するときバクテリアによって分解されます。
毛のう内の角質細胞と混じって、顔面の鼻の頭の毛穴で見られるような
チーズ状の塊になります。

皮脂が原因の皮膚トラブルの代表的なものの一つに、にきびがあります。

にきびとひぢの分泌量

思春期以降、性ホルモンの影響により、皮脂腺の働きが活発になるに伴ない、にきびの発生が
急激に見られるようになります。

皮脂が今までより多量に分泌されることが、にきびの発生の原因となります。
にきびは、青春のシンボルといわれるように
もっとも目立つ年齢は、10代半ばから20代前半にかけてです。

皮脂の分泌量は、20代半ばでピークとなり、30代以降から40代まで高い値が維持されます。

にきびの発生原因については、皮脂の分泌量だけだは、説明がつかないことがあります。

皮脂の分泌の多さ以外にも、毛穴の大きさの違いなどが考えられています。
思秋期になり、性ホルモンの影響を急激に受ける皮脂腺は、活発に活動するようになり
皮脂の分泌が急に増加してきます。

しかし、毛穴の発達は皮脂腺の発達より遅く、皮脂腺より分泌された皮脂をスムーズに
皮膚表面上に出すことができません。

そのため、皮脂の分泌量がそれほど多くなくても、皮脂は毛穴の中に溜まるようになります。
そして、毛穴に溜まった脂がにきびを発生させます。

皮脂腺の発達は、頭皮の皮膚でも同じように起こります。

しかし、正常は頭皮の皮膚には「にきび」がほとんどできません。
これは、頭皮にある毛穴はすでに、十分に発達していて、太い毛が毎日伸びています。

そのため、毛穴が詰まることはなく、皮脂は毛穴を通じてスムーズに皮膚の上に出ることが、
頭皮には、にきびはなりにくいわけです。

別の原因として

思春期の子供はまだ、スキンケアに対する意識が余りたくありません。
しかし、思春期の子供は屋外で、長時間活動する機会も多く、皮膚が汚れやすい環境にあります。

高校を卒業するころには、一段と美容に対する関心が高まり、スキンケアを心がけるように
なります。
多少皮脂の分泌が多くなっても、にきびになる前に改善されるケースもあります。
このようなことも、皮脂分泌量とにきびのピークが一致しない原因と思われます。

にきびのできるまで

にきびは、どのようにしてできると思いますか。
一口に、にきびといっても、いくつかの段階を経ます。

最初のステップは、毛穴が角栓と呼ばれる角質の塊でふさがれることから始ります。
角栓がなぜ出きるかは、よく分かっていません。

角質細胞は、玉ねぎの皮みたいに並んだ、塊です。
角栓の角質細胞の中には、正常な角質細胞にはみられない「油滴」が多数見られます。
油滴は、角化が正常に行なわれていない;角質細胞に見られます。

角栓は毛穴を作っている表面の角化が、何らかの理由でうまく行なわれないときに
出きると考えられます。

正常ですと、一つ一つ角質細胞が剥がれ落ちて、毛穴を塞ぐことがないものが、剥がれ
落ちないで毛穴の中で厚くなり、角栓となって毛穴を塞ぐことになります。

角栓が一旦できてしまうと、皮脂は外に出ることができません。
毛穴の中に溜まるようになります。

毛穴の中には、アクネ桿菌と呼ばれるバクテリアが居て、それが皮脂を栄養源とにして
繁殖し、さらに皮脂を分解して、刺激物質を作ります。
その刺激物質がまた、原因となり、毛穴の角化を乱し、さらに角栓が出きるといった具合に
悪循環が起こります。

そして、そのようにして、詰まった毛穴の中でさらにバクテリアが繁殖して、炎症が
起こるようになります。これが「にきび」と呼ばれているものです。
角栓ができた毛穴(コメド)すべてがにきびになるわけではありません。

一つ一つのにきびを詳細に観察すると

にびになるものもあれば、コメドのままのものもあります。
赤く腫れ上がったにきびでも、通常1週間以内に、膿も持ったものでも、1〜2週間以内に
消退します。
もっとも一旦消退しても、再び同じ毛穴がにきびになる場合もあります。

毛穴のケラノサイトの角化が乱れることから、角栓ができ、にきびに発展します。

角栓がなぜ乱れるのか、原因は良く分かりません。
[check]分泌された皮脂やその酸化物
[check]皮脂による菌の繁殖
菌により分泌されたリパーゼによる皮脂からの遊離脂肪酸の生成
[check]外来性刺激物など
 さまざまなものが角化を乱す原因として考えられています。

にきびの発生を抑え、にきびの悪化を防ぐ

過剰の皮脂を取り除き、菌の繁殖を抑え、角化を乱す原因となる刺激物質を
できるだけ取り除くことが重要です。
日常のスキンケアで繰り返し、こまめに洗浄をおこない、過剰な皮脂や汚れを皮膚から
取り除くことです。

洗浄剤に求められる性能

[check]低刺激性であること
[check]角質層の生理機能にとって必要とされる成分を出きるだけ落とさないで
[check]目的とする汚れや刺激物質を、効率良く落とすことが求められています。