冷え症
血液の中の赤血球は、鉄が足りないと働けません。
貧血症状
働きの悪い赤血球がたくさんあっては、酸素や栄養は体の隅々まで行き渡りません。
酸素や栄養分が運ばれないと、細胞の代謝ができなく、エネルギー代謝=熱発生もしにくくなります。
結果、冷えが生じ、症状がひどいと、立ちくらみ、目の前が真っ暗になって倒れるといった症状が起こります。
顔色や唇の色が悪いというのも貧血の人の特徴です。
鉄欠乏性貧血
貧血にはいろいろな病型があります。最も多いのは鉄欠乏性貧血です。
成人女性の5人に1人は、慢性的な貧血だといわれ、毎月の月経や妊娠、出産、授乳などで鉄分の消費が多くなったり、無理なダイエットによる栄養不足によるものです。
貧血度チェック
現在ダイエットをしている。
体がだるい。
動悸や息切れがする、疲れやすい。
下まぶたの赤みが欠ける。
爪がスプーン状に反り返っている。
貧血のメカニズム
体内の細胞に酸素を運ぶヘモグロビンは、赤血球に含まれている血色素で、主な成分は鉄とタンパク質です。
鉄が不足すると、ヘモグロビンをつくることができなくなり、供給される酸素の量が不足してます。
動悸や息切れ、めまい、立ちくらみ、だるさといった酸欠の症状が現れます。
鉄を含む食べ物
食品に含まれる鉄には、動物性食品に含まれるヘム鉄と、植物性食品に含まれる非ヘム鉄があります。
ヘム鉄は、小腸から吸収されます。
非ヘム鉄は、タンパク質やビタミンCと一緒に摂らないと吸収されにくい性質があります。
酸味・辛味を摂り入れましょう。
酢や香辛料などは、胃粘膜を刺激して胃酸の分泌を高め、鉄の吸収をよくします。
また、よく噛んでたべることも、胃酸の分泌を促進します。
鉄製の鍋やフライパンを使う。鉄鍋などの鉄が少しずつ溶け出して、鉄分が摂取できます。
食前・食後に緑茶、コーヒー、紅茶には、タンニンが含まれ、タンニンは鉄と結びついてタンニン鉄となり、吸収が悪くなる。
ほうじ茶やウーロン茶がいいです。ビタミンB12と葉酸は、赤血球をつくるのに大切なビタミンで、不足すると赤血球細胞がうまくつくれなくなることもあります。
ビタミンB12を多く含む食品には、ブロッコリー・ほうれん草・トマト・キャベツ・ピーナッツ・バナナなど葉酸を多く含む食品には、牛レバー・豚レバー・ほうれん草・大豆・じゃがいも・ブロッコリーなど
低体温
個人差がありますが、平熱で36℃以下の場合、低体温の疑いがあります。
体温が低いと体の熱生産性が低いことで、体全体が冷えているため、体は十分に働くことができません。体の末端も冷えてしまいます。
冷えは、体全体にさまざまな悪影響を与え怖い症状です。
冷えや低体温は、血液不全や免疫低下を誘導し、病気にかかりやすくなります。
春、暖かくなったところで、すぐ冷房したり、冷たいものを飲み過ぎたり、露出した服を着たりすると体温は低下します。
運動不足もだめです。交通機関の発達で、運動不足になり、筋肉の低下で、高齢者だけではなく、若い人もけが発生率が増えています。
快適、便利になることは、忙しい現代で助かりますが、変動動物になったり、すぐけがをするようになっています。
普段の生活の中で、こまめに体を動かし、休日には自然の中で、歩いて過ごすこともいいです。
冷えの原因
女性だけではなく、男性にも冷え症が増えています。
夏の冷房が一番の原因といわれています。
夏には暑い外気に対し、体を冷やす、自然の体温調節機能が働く機能が体内に備わっています。
夏は、体が冷えるような仕組みになっています。
寒さに対する準備は全くできていません。そこへ冷房が、ダメージを与えます。
寒さを防ぐ力が無い夏の体は、冷房で冷やしてダブルパンチで、心底冷えます。
カーディガン、ひざ掛け、ひざの対策をしていても腰は無防備になっています。
女性の腰の冷えは、骨盤内部の臓器の働きを悪くするため体の変調を引き起こします。
冬には、体を温めようという機能が働きます。
冷えに対する防御ができる状態で冬は、暖かい服装をして、暖房を使うことができます。
もともと体が持っている体を温める力があれば、冬の寒さを跳ね返せます。
冷え性でない人は、自然の作用が働きます。
夏の間に、体の芯まで冷やしてしまった人は、体を温める力、寒さに対する防御能力が低下しています。
食事が冷えを招く
人間は、生きていくすべてのエネルギーを食事から摂取しています。
朝食は一番大切。食べると内臓が動き出し、血の流れが良くなります。
朝ご飯を食べないですぐに活動していると、体と脳は省エネルギーで、活動するしかありません。
エネルギーの生産性が低いので、血流の循環は悪いままで、朝食を抜いて不規則な食生活をすることで、体・脳は働き始めます。冷え症の人は、体を温め、短時間でエネルギーに変わる、朝食を摂ってください。
お米のご飯、具たくさんの味噌汁、納豆という和食が理想的。
お米が効率よく体を温めます。
時間がなく、慌てて食べる食事は体にとってよくありません。
ゆっくり、良く噛むことが大切です。
早食いは、消化吸収が悪く、胃腸に負担をかけます。
イライラしたり、不安な気持で食べることも消化吸収には良くありません。
時間をゆったりと楽しく取る、食事の時間は体にも心にも良い状態です。
中国・上海のレストランは大きなテーブルにたくさんの料理とお茶そして、楽しい会話があります。
とてもにぎやかで、食事の時間を楽しんでいます。
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