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紫外線と皮膚,,,

紫外線と皮膚

日光浴は健康によいといわれていました

必須ビタミンのビタミンDは紫外線によって皮膚で作られます

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食事事情があまりよくない時代は、ビタミンDを作るために、日光浴は必要であったかもしれません。しかし、今日では栄養事情もよくなりました。

日光浴をそんなにしなくても栄養的には十分の量のビタミンDが食生活の中で摂れるようです。
日光浴は、皮膚にとっては百害あって一利なしという考え方が一般的になってきました。

紫外線は、しみやそばかす、しわの発生や増悪の原因になるばかりではありません。
とくに、赤道付近に住む白色人種にとって、紫外線は、皮膚がんの最大の原因として
子どものころから、紫外線対策を教育の中に取り入れているくらいです。

オーストラリアに住む、白人の皮膚がんの発生率は、緯度の高いヨーロッパに住む白人の
1000倍にもなります。
日本は緯度も比較的高く、日本人の皮膚のメラニン量も白人に比べて多いので、数値的には
皮膚がんの発生率は低い値です。

しかし、日本人でも人によっては白人と同じように色の白い人もいます。
紫外線が皮膚に発生の原因になることには変わりなく、10年、20年あるいはそれ以上の
期間をかけ発生します。

大人になってから日光浴は、本人の責任においてなされますが、子どもの日光浴は
大人の指示で行なわれます。
あまり神経質になる必要はありませんが、過度の日光浴は避けてください。

一口に紫外線といっても、波長によって生物あるいは、皮膚に及ぼす影響が異なります。

紫外線は、波長によって大きく3つに分けられます。

波長の長い方から、UV-A、UV-B、UV-Cです。
このうちUV-Cは、地球を取り囲んでいるオゾン層によって吸収されるために、地表に届きません。
UV-Cは、もっとも毒性が強く、人工的に作り出して、殺菌灯として使われているほどです。

他の2つの波長域の紫外線、UV-AとUV-Bはオゾン層を通り抜けて、地表に届きます。
日中の太陽光の下で働く人は、皮膚は黒く日焼けし、深いしわが刻まれています。
これは長い間、紫外線に暴露された影響で、皮膚が変化したものです。

皮膚をよく見ると、表皮では皮膚が厚くなり、メラノサイトの数も増え、真皮にはエラスチン様の
変形した物質が、異常に蓄積しています。
コラーゲン線維の配列も乱れて生じます。

UV-AとUV-Bでは、皮膚に対する影響が違っています。
UV-Aは、UV-Bと違い、目に見える炎症を皮膚に、起こさないレベルの照射量で、皮膚の
メラニン合成を促進することができます。

UV-Aは、波長の長い分だけ、皮膚の真皮内部にまで入り込みます。
長い間UV-Aを浴び続けていると、真皮合成の変性を起こし、たるみやしわの発生に
つながります。
UV-Bを防ぐことも大事ですが、UV-Aも同じに防ぐことが重要です。

日焼け用のサンスクリーン剤は、皮膚の炎症の原因となるUV-Bをカットして、UV-Aだけを
透過させ、皮膚の色を黒くさせるものです。

サンスクリーン剤を使用しますと、炎症が起こりにくいため、長時間直射日光の下に体をさらし
結果的に、紫外線を浴びすぎることになります。
紫外線は、しみ、そばかす、しわ、たるみの原因になるだけでなく、わたしたちの免疫力を
弱める作用があります。

免疫力は、がんの発生を抑制する働きをしています。
紫外線の影響を直接受けている皮膚でがんを発生することは、容易に理解できると思います。

紫外線は、皮膚がんや免疫力を低下させ、内臓のがん発生率を高める可能性があると
いわれてもいます。

必要以上に神経質になることはありませんが、紫外線は体に決して、よいものではないことを
理解し、浴びすぎることのないように日頃から注意に心がけてください。

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