術後少しずつ太った,開腹手術,性生活,筋腫核出術
術後少しずつ太った
下腹部がぽっこり出てきた
縦に切った部分が食い込んで引きつる痛み
開腹手術のあと下腹部に脂肪がつくと、切った部分にはつかず、その周りにつくので、傷口が
めり込んだような形になります。
脂肪がたくさんつけば、つくほど、お腹が引きつれたような感じになり、違和感を覚えることが
あります。気になるようなら、脂肪がつかないよう注意するのが一番です。
手術が原因で性欲がなくなっている
術後1ヶ月の診察で、性生活を再開してもいいといわれたけれど、どうしてもその気になれなく
子どもは欲しいということがあるようです。
心理的な影響が原因かもしれません。あせらないことが大切です。
筋腫核出術を受けると、核の数だけ子宮に傷がつくので、セックスすることで傷が開かないだろうか、痛みが出たらどうしようといった、不安が無意識のうちに起きるかもしれません。
このようなときには、性欲が戻るのを待ってよいと思います。
夫の関わり方も、心に大きく影響します。
子どもが欲しい気持ちが先行して、妻の精神的な動揺を責めたり、セックスを強要したりせず
温かく見守りながら、上手にスキンシップを図るようにしてください。
子宮全摘術を受けて、傷はしっかり治っている、セックスのときに少量の出血があるので心配。
この場合、ほとんど問題にない出血と考えられますが、念のため受診をすることをすすめます。
一般的に考えられるのは、膣の断端に肉芽(お腹の傷にできるケロイドに似た肉の盛り上がり)
ができて、そこがこすれて出血する場合があります。
性交痛を訴える場合、大きく分けて二つのタイプがあります。
ひとつは挿入時に痛いタイプ、もうひとつはお腹を突き上げられたときに痛いタイプです。
挿入時に痛みがある場合は、膣の潤いの低下、外陰部の炎症などが考えられます。
このようなケースは手術との直接的な関係はほとんどありません。
子宮を取ったという精神的な影響や、あるいは更年期の症状である可能性いがあります。
ホルモン補充療法を行なってもよく、膣の潤いを補うために無臭性で刺激のないゼリーが
市販されているので、それを使うのもひとつの方法です。
中を突き上げられたときに痛みがある場合は、骨盤内の癒着や子宮内膜症が考えられます。
お腹の中の強い癒着が術後もそのまま残って痛みがでている可能性があるので
医師とよく相談して、対策をたてるとよいです。
再発を阻止する方法はない
筋腫核の数の多い人ほど、核出後に再発のリスクが高くなります。
手術では目に見える筋腫核はすべて取り除きますが、目に見えないほど小さい筋腫核は
そのまま残されるためです。
30才代で核出術を受けると、再手術を受ける可能性は、20〜30%といわれています。
残念ながら、再発を阻止する有効な手段はないので、手術後フォローが必要です。
気になる症状がある場合はもちろん、症状がなくても、半年に1回くらいのペースで手術後も
定期的に検診を受けてください。
筋腫が再発しても、再手術が必要になるとは限りません。
しかし、再手術になった場合、全摘になる可能性は低いとはいえません。
何回でも、核出術をすることができますが、核出するたびに癒着が強くなります。
一般的に、核出術ができるのはせいぜい2回までで、再発の場合は、全摘術が多くなります。
子どもを設ける予定があるなら、再発を考慮に入れてタイミングを見計らい、早めに産み上げる
ことを考えてください。
