伸びる猫背とは、何気なく座ったときに強く丸まる恐れがあるのですが、
うつ伏せになると重力で伸びてくれます。
これは背骨に柔軟性があるからで、筋肉のクセを取り去ればいい姿勢を取れるタイプ!
一方、伸びない猫背は、猫背のまま背骨の関節が固まってしまい、うつ伏せになっても
背中の丸まりが伸びにくいタイプです。
このタイプの猫背は、筋肉のクセを取り去るだけでなく、背骨の関節の柔軟性を
付ける必要があります。
つまり、伸びる背骨が1つのステップなのに対し、伸びない背骨は2つのステップを
踏まなくてはならないのです。
ただし、伸びる背骨の方が注意しなくてはならないのは、柔らかい背骨であるため、
余計に酷く丸まってしまう恐れがあります。
これは、茹でる前のスパゲッティは、曲げようと思っても曲げられません。
しかし、茹でや後のスパゲッティは柔らかいだけに、強く丸まってしまうのと
同じような理屈です。
背骨の柔軟性を付けるには、背骨のストレッチ運動が有効で、いくら伸びやすくなっても、
伸ばす意識がなかったら伸びないということは理解して下さい。
どうして姿勢の良い人と悪い人がいるのでしょうか
良い姿勢を取りやすいか、それとも取りにくいか
幼児期からの習慣
お茶などのお稽古事で、小さい頃から躾が厳しかった場合などです。
幼少期に背筋を伸ばして過ごすのが、当たり前だった子供は、
いい姿勢が取りやすいと言えます。
その人の体の問題
姿勢のクセや、背骨関節の柔軟性などにより、この差が生じてしまいます。
環境の問題
その人がいくら良い姿勢を取ろうと思っても、机や椅子、枕などの高さによっては
背中が丸まりやすくなってしまいます。
パソコンのキーボードやマウス、モニターの位置も同様です。
さらに、仕事や家事、趣味などで、長時間「下を向く動作」を余儀なくされる
人たちも背中が丸まりやすい環境にあるのです。
仕事は下を向いて、背中を丸めないと出来ません。
直立不動では出来ません。
いい姿勢を取りやすい人になるためには、可能な範囲で姿勢を悪くしてしまう
環境を改善すること!
机や椅子の高さを調整する、枕を整える、キーボードやマウス、モニターの位置なども
調整することは出来ます。
その上で、良い姿勢を取りやすくするために、姿勢矯正体操が良い姿勢を取る
コツなどの実践と継続が大切になります。
どうしても環境が変えられない場合は、条件の悪さを自覚し、矯正体操の頻度を
増やしてみましょう!
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