日本人の一番人気メニューのおつまみでお酒が美味しくなる
木綿豆腐に塩麹や味噌をまぶして重ねると、チーズに似た味わいになる。
特に豆腐の味噌漬けは、熊本県に伝わる保存食として古い歴史があり、現在でも各家庭でそれぞれの味がある。
豆腐をガーゼで包むのは、出来上がった豆腐を取り出すとき、味噌や塩麹を取り除く手間を省くため、ガーゼはキッチンペーパーでも代用できる。
この肴はビールに日本酒、ワインなどいろいろなオア酒にピッタリ。
塩麹漬けに七味唐辛子を振り掛けると、味が引き締まりお酒が進む。
また、豆腐だけで食べるのではなく、クラッカーや大根のスライスに乗せたり、海苔を巻いたり、サラダの具材にしたりとアレンジは自在。
漬け込む時間によって微妙に変わる味わいを食べ比べてみるのも楽しい時間。
・材料4人分
木綿豆腐(半分)、塩麹(大さじ2)、木綿豆腐(半分)、味噌(大さじ2)、本みりん(大さじ1)、七味唐辛子
木綿豆腐をガーゼに包み、塩麹を全体にまぶして1つ。もう1つは味噌と本みりんを混ぜたものを全体まぶしてそれぞれ冷蔵庫で3~5日寝かせる。
それぞれガーゼを取り除き、スライスして器に盛り付ける。
塩麹漬けには七味唐辛子を振りかける。
崩すだけで調味料に早変わり
塩麹漬け、味噌漬けともに、調味料として活用できる。
それぞれ崩して、すりゴマを混ぜ、茹でたほうれん草と合えれば、白合えが楽しめる。
発酵食品をもっと楽しむ
塩麹をポテトサラダに加え、しばらく置くとじゃがいもがドロドロに。
塩麹には、デンプンを分解するアミラーゼという酵素が含まれている。そのため、ポテトサラダに塩麹を混ぜてから時間が経つと、酵素がデンプンを分解し、ドロドロになる。
食べる直前に塩麹を加えるか、加えた直後に加熱すれば大丈夫。おむすびやお好み焼き、春雨サラダなども同様に注意する。
ホワイトソースの隠し味に味噌を使うときは、加熱してから入れる
グラタンやシチューに使うホワイトソースを隠し味として味噌を入れると、コクが出て味わいが増加しますが、60度以下のホワイトソースに味噌を加えると、ソースがゆるくなってサラサラになることがある。
味噌を加熱してからソースを入れるか、入れた後にしっかりと沸騰させると良い。
サワードリンクに牛乳をプラスするともろもろになる
疲れを取るサワードリンクとカルシウム豊富な牛乳、2つを組み合わせたドリンクは栄養満点だが、サワードリンクに牛乳を加えると、とろみが付く。
酢の酸には、牛乳のたんぱく質を固める作用がある。さらに温めると分離して、もろもろになってしまうので、気をつけて混ぜ合わせる。
自家製の発酵食品の具合を見極めるのが難しい
手作りのヨーグルトや納豆は、市販のものとは違った味わいがあるもの。
しかし、レシピ通りに作っても、気温や湿度の微妙な変化によって、出来上がり具合が毎日変わってしまう。
それが、生きた菌を使う難しさであり、面白さでもある。経験を積み重ねて、自分好みの味を見極める。
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