子宮にできる良性腫瘍

子宮にできる良性腫瘍

腫瘍とは体の細胞とは別に独立して、増殖する細胞の集団です。

その細胞の集団が、子宮を構成する筋肉(平滑筋)の中で成長して、
コブのような塊になったものが「子宮筋腫」です。

子宮筋腫には、核があり、筋腫の数だけ核があることが分かっています。

核がひとつなら筋腫もひとつ、核が3つあれば筋腫も3つできることになります。

一般的に筋腫はひとつというのはまれで、2〜3個から、ときには無数にある場合もあります。

子宮筋腫は、良性腫瘍なので、他の組織に食い込むことも、
転移して組織を破壊することもありません。

子宮筋腫があるとがんになりやすいとか、放置しておくと、
がんになってしまうと心配する人がいますが、がんとは無関係です。

筋腫が悪性化することはありません。

子宮は受精卵から赤ちゃんまで育てる大切な臓器です。

骨盤のほぼ中央に位置し、通常は鶏卵ほどの大きさで、重さ40〜50gの袋状をしています。

洋なしを逆さまにしたような形をしていて、上部3分の2を子宮体部、
下部3分の10のくびれて細くなった部分を子宮頚部といいます。

子宮は外部から漿膜(しょうまく)、子宮筋層、子宮内膜の三層からなっています。

外側を被っている漿膜は大変薄い膜で、腹膜とつながっています。

一番内側の子宮内膜は、ビロード状の粘膜で、
月経時に、はがれたり、受精卵が着床するところです。

漿膜と子宮内膜の間にある子宮筋層は、
平滑筋という厚さ1〜2cmの丈夫な筋肉でできています。

妊娠すると鶏卵大の子宮が最長で30〜75cmになったり、出産するときには収縮して
赤ちゃんを押し出すとしたり、産後1ヶ月もすれば、元通りになったりするのは、
すべて子宮筋層の伸縮性によるものです。

女性ホルモンの役割

妊娠するための環境を作ること。

女性ホルモンには、卵胞が成熟しながら分泌するエストロゲン(卵胞ホルモン)と
排卵後の卵胞が変化した黄体から分泌されて着床の準備を整える
プロゲステロン(黄体ホルモン)2種類があります。

女性ホルモンの分泌を管理しているのは、脳の視床下部です。

視床下部から分泌された、性腺刺激ホルモン放出ホルモンが
下垂体に卵胞刺激ホルモンと黄体化ホルモンを分泌するように指令します。

下垂体から分泌された卵胞刺激ホルモンと黄体化ホルモンが卵巣を刺激して卵胞刺激ホルモンは、
エストロゲンを、黄体化ホルモンは、プロゲステロンを分泌するよう指令します。

子宮がエストロゲンの刺激を受けると、子宮内膜が厚くなり、排卵後にはプロゲステロンの
働きで、子宮内膜がやわらかくなり、受精卵を待ちます。

受精卵が着床すれば妊娠

着床しないで妊娠が成立しなければ、
不要になった内膜が剥がれ落ち、月経となって体外に排出されます。

視床下部からの指令系統が伝わることで、分泌される女性ホルモンの
量や月経がコントロールされ、妊娠するための環境を整えています。

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