皮脂を補う

皮脂を補う

皮脂が欠乏すると皮膚が乾燥し、さらにかさつく

ひどいときには、かゆみをともないます

年をとると、乾燥して体がかゆくなる原因のひとつに、
皮脂の分泌量が減ったことが考えられています。

クリーム、乳液に含まれる油性成分は、皮脂膜の機能を補うために含まれています。

一般的に、ワセリンなどの閉塞性の高い脂が有効と考えられますが、このような脂は
日本のような湿度の高い気候は、べとついて使用感が悪く敬遠されがちです。

しかも、あまり閉塞性の高い重い脂を塗り続けていると、
かえって毛のうが閉塞され皮脂分泌量が低下する場合もあります。

現在では、比較的閉塞性が高く、角層との親和性がよく、
感触の軽い脂が数多く開発されクリームや乳液に用いられています。

不足している皮脂を補うだけでなく、皮脂腺の活性を上げることも可能です。

男性ホルモンにより皮脂腺は、活性化されますが。

ホルモン剤であるため、化粧品で使用することはできません。

皮膚を保護する

皮膚の成分あるいはそれに類似した成分を補うことは、スキンケアの重要な技術です。

しかし、成分を補うこと以外にも、皮膚の機能を補ういくつかの方法があります。

物理的に角質層を被うことにより、
皮膚に加わる刺激を緩和することも、スキンケアにとって重要な技術となります。

皮膚を高分子の膜で被う

角質細胞が皮膚表面から浮き上がっていると、
外からの色々な刺激物が入りやすくなります。

皮膚の摩擦抵抗も増加し、皮膚がザラザラした感じになります。

角質層がめくれあがったままですと、
刺激が皮膚の中まで容易に入り込み、表皮の角化を乱すことになります。

角化が乱れると、健全な角質細胞や細胞間脂質ができなくなり、
角質細胞はますます剥がれやすくなり、バリアーの力が足りなくなります。

そして悪循環が起こることになります。

そして、めくれあがった角質細胞はもう少し角質層の上に乗せておき、
とりあえず刺激が内部に入るにを弱め、健康な角質細胞が
できあがってくるのを待つことも有力なスキンケアの方法となります。

どのようなもので被うかが問題です。

皮膚からの水分蒸散は、健全なレベルに保ち、摩擦などの機械的な刺激をやわらげる
ガーゼのようなもので、被うことができれば、理想的と考えられます。

高分子の多糖で皮膚を被うと、角質細胞は必要以上に早く剥れることなく、
あたかも正常な角質細胞が存在しているかのようになります。

すると、ケラチノサイトは、必要な時間をかけて角化することができ、
角質層の機能に必要な成分を十分に作りだすことができ、皮膚の状態もよくなります。

皮膚を物理的に上手に被うことだけでも、
スキンケアとしての効果が十分に期待できます。

またそれだけだなく、皮膚にとって有効な成分を、
角質層中あるいは、皮膚の内部にまでより多く浸透させる働きも期待できます。

サンスクリーン剤も、皮膚を物理的に被って、紫外線から皮膚を守るものです。

皮膚は、メラニンと呼ばれる紫外線を吸収して、
その害から皮膚を守る色素を合成する機能を持っています。

これら皮膚が自ら持っている紫外線の防御能力だけでは、不十分なときがあります。

天気のよい日には、30分も直射日光を浴びれば、ほとんどの人は日焼けを起こします。

日焼けとは、皮膚が炎症を起こしている状態です。

皮膚は少なからぬダメージを受けています。

炎症は、時間が過ぎればやがて収まります。

しかし、紫外線による炎症は、
紫外線の性質から遺伝子に少なからぬ障害を、同時に与えています。

その影響が20年、30年先に現れる可能性が含まれています。

紫外線で皮膚を積極的に焼くことはすすめられません。

紫外線吸収剤は、角質層の表面を被って、紫外線を吸収したり、
反射させたりして紫外線から皮膚を守ります。

紫外線を多く浴びることは、
将来皮膚がんの発生原因につながる可能性も高くなるので注意しましょう。

スポンサードリンク




細胞間脂質の機能が衰えると、角層は水分を保持する能力が低下←前に戻る
ホルモンも、人間の毛髪に大きく関係しています→次のページ