ライフプランから考える治療法

ライフプランから考える治療法

妊娠を希望するかで決まる治療法

ライフプランを考慮することも必要

ライフプランとは、人生のおおまかな計画のことです。

年齢・妊娠・出産の希望の有無、子育て、仕事など、今後の人生をどのように生きていこうと考えているかが、治療法選びに関わってきます。

選択肢の大きなポイントになるのが、妊娠を希望しているかどうかです。

すぐに赤ちゃんが欲しい、あるいは将来的に妊娠を希望していて、筋腫が妊娠の妨げになる可能性がある場合は、つらい症状がなくても手術した方がいいケースもあります。

つらい症状があっても仕事で長期の休暇が取りにくい状況なら、薬理療法で様子を見るという選択肢もあります。

閉経が近いと思われる場合は、無理に手術をしないで、経過を見ることも考えられます。

このように治療法を選ぶ際には、症状の度合いとライフプランの両方を考慮したうえで最善の治療法を選択していくことが大切です。

妊娠を希望する

治療法を選ぶ前に医師に確認する

check筋腫のできている、位置、大きさ、数。
check不妊と筋腫との間に関係があるか、どうか。
check手術を受ける場合、子宮を温存できるか、どうか。
checkどの段階で、手術を受ければいいか。
check手術を受ける場合のメリットとデメリット
check手術を受けない場合のメリットとデメリット

子宮筋腫の手術が必要になる

子宮筋腫を持っている人の中で、手術が必要になる人の割合は5%程度です。

誰でも手術が必要というわけではありません。

しかし、強い症状があって生活に支障があるような場合や、不妊の原因が筋腫以外に見当たらないような場合、やはり手術をした方がいいといえます。

医師が手術をすすめるケース

強い貧血や月経痛
日常生活に支障が出るほどの強い症状があり、薬を使っても症状が改善しないような場合。

筋腫が大きくなるスピードが速い
筋腫の状態を経過観察中に筋腫が、どんどん大きくなっていくようなとき。

筋腫が不妊の原因と考えられる
妊娠を希望している人で、いろいろな検査の結果、不妊の原因が筋腫以外に見当たらないような場合。

若くしてすでに大きな筋腫がある
閉経までまだ長い時間がある人で、大きな筋腫があるとき。
その段階では、妊娠を希望していなくても、将来的には妊娠・出産する可能性が高い場合。

子宮肉腫の疑いがある
子宮肉腫など、悪性腫瘍が疑われるようなとき。

筋腫核出術か、子宮全摘術か

手術は、子宮を温存するか、全摘する方法

子宮筋腫の手術には、筋腫の核だけを取って子宮を温存する筋腫核出術と筋腫ごと子宮を摘出する子宮全摘術があります。

お腹を切って行なう開腹手術、お腹を切らない腹腔鏡下手術、膣から筋腫核や子宮を取り出す膣式手術などがあります。

どの手術を選ぶかは、年齢、筋腫の種類や部位、妊娠の希望の有無などを考慮した上で決めることになります。

現在では、筋腫の大きさや年齢の理由だけで、全摘をすすめるケースは以前ほど少なくなってきています。

患者さん自身が手術法を選ぶ自由度が高くなってきています。

核出術でも、全摘術でも、それぞれにメリットとデメリットがあり、筋腫の状態によっては全摘術以外に選択肢がない場合もあります。

手術法を選ぶ際には、医師の方針をよく聞き、自分の希望も十分に伝えて、納得のいくまで話し合った上で、答えを出すようにしてください。

筋腫核出術
子宮筋腫を切開し、筋腫核だけを取り除きます。

子宮全摘術
卵巣と卵管は残し、子宮全体を周囲から切り離して摘出します。

子宮筋腫核出術が難しいケース

check筋腫核が多数ある場合
check手術中に大量出血することが予想される場合
check以前核出術をしており、腸などの癒着が強い場合
check変性や悪性腫瘍が疑われる場合
check子宮腺筋症と合併している場合

筋腫核出術と子宮全摘術のメリットとデメリット

  筋腫核出術 子宮全摘術
メリット 子宮を残すことができる
将来の妊娠が可能
筋腫が再発する心配がない
将来子宮がんになる心配がない
手術時間が短い
手術時の出血量が比較的少ない
多過月経に対する硬化が確実
癒着が少ない
デメリット 筋腫が再発しやすい
手術時間が長い
手術時の出血量が比較的多い
過多月経に対する効果が不確実
癒着が起こりやすい
子宮がなくなるという心理的負担
将来妊娠が不可能



女性ホルモンによって守られていることを実感して
苦痛にない人生を愉しんで下さい。

14日間集中!子宮内膜症改善・通信講座
14日間集中!子宮内膜症改善・通信講座



悪性腫瘍の有無を調べ、不妊症で子宮内膜の状態を確認する←前に戻る
症状がない人、症状が軽い人に適し、定期的な検診を受けながら様子を観察します→次のページ