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アレルギーの発症には一定の傾向がある

アレルゲンや疾患の種類には年齢によって変化

アトピー素因を持つ人の場合、どのようなアレルギーを
発症しやすいかということは、年齢が上がるにつれて変ってきます。

例えば、食物アレルギーは生まれてすぐ、1才以下までの間に発症することが多く、
アトピー性皮膚炎は1才から3才ころまでの時期に発症することが多いです。

また、気管支喘息は3才から6才ぐらいまでに、
花粉症は6才以降に発症するケースが多いです。

年齢が上がるにしたがってアレルギーの原因となる物質が、
食物たんぱく質からダニやハウスダストへ、
ダニやハウスダストから花粉へ、といった具合に変化するということです。

実際、ダニに対するIgE抗体を持つ人は、1才ころから増加し、5才ぐらいになると
アトピー素因を持つ人のすべてがダニに対するIgE抗体を持つようになるといわれています。

その一方で、5才ころには卵や牛乳などの
食物たんぱく質に対するIgE抗体を持つ人の割合は少なくなります。

年齢によってアレルゲンが変化し、
アレルギーの症状が変化する現象をアレルギーマーチと呼びます。

症状が変化するといっても、ある程度の年齢にまで達するひとつの疾患が終わって、
そこから別の疾患に切り替わる、というわけではありません。

アトピー素因を持つ人は、特定のアレルギー疾患を単独で発症するよりも、
むしろいくつかのアレルギー疾患を併発するほうが一般的です。

増加するアレルギー

日本において、アレルギー疾患を考える人の数が増加の一途をたどっています。

現在はまだアレルギーを発症していないが、
今後何らかのアレルギー疾患を発症する可能性がある人の数も右肩上がりで増えています。

つまり、特定のアレルゲンに働く特異的IgE抗体を持つアトピー素因の人が、
一昔前とは比べ物にはならないぐらい増え、この増加傾向は高齢者よりも
若年層に顕著に見られ、乳幼児の場合には非アトピー素因(特異的IgE抗体を持たない)の
子供を見つけるほうが困難だとさえいわれています。

いったんアトピー素因になると、それをゼロの状態にリセットすることは不可能です。

乳幼児から若年層でアトピー素因を持つ人が増えていて、
いったん獲得したアトピー素因は一生続くことは、
ありがたくない話ですが、それほど遠くない将来、日本の人口の多くが、
アトピー素因を持つことになる事態が予想されます。

血液検査によるアレルゲンの特定

アレルギー疾患の診察で重要なのが、アレルゲンの特定です。

何がアレルゲンなのかをはっきりさせておく必要があります。

アレルギーを誘導するのはIgE抗体でIgE抗体は血液中に存在します。

したがって、血液中にどれくらいのIgE抗体が存在し、
そのIgE抗体がどのような抗原と反応するかを比べれば、アレルゲン特定できます。

血液検査のラスト法(RAST:Radio-AllergoSorbntTest、
放射性アレルゲン吸着法)という方法では、抗原を吸着させた濾紙などに
患者さんの血液(血清)を作用させるやり方で、アレルゲンの特定とIgE抗体量の
測定が行なわれ、ダニのたんぱく質を吸着させた濾紙に、
ある患者さんの血清を作用させると、そして血清中のIgE抗体がこの抗原と反応すれば、
ダニたんぱく質が原因だとアレルゲンを特定できます。

また、アレルゲンと結合したIgE抗体の量を調べれば、
アレルギーを引き起こすIgE抗体が血液中にどの程度存在するかということも分かります。

皮膚テストでアレルゲンを特定する

アレルゲンを特定する際には、血液検査と並行して、皮膚検査が行なわれ、
原因だと考えられているいくつかのアレルゲンをふるいにかける段階では、
皮内反応やスクラッチテストといった皮膚テストが行なわれます。

皮内反応は抗原が含まれる液を前腕内側の真皮内に注射するという検査法、
スクラッチテストは皮膚を引っ掻いて小さな傷をつけ、
そこに抗原液をたらすという検査法です。

15分後にそこの部分にどの程度の腫れと発赤が現れるかを調べることで、
注射あるいは、たらした抗原がアレルゲンかどかを測定します。

その抗原がアレルゲンならば、皮膚に存在するマスト細胞が
活性化して炎症が起こるため、大きな腫れと発赤が現われます。

皮膚テストにはもうひとつ、接触過敏症などアレルギーの原因を
特定するためにのパッチテストという検査もあります。

パッチテストでは、試験用のばんそうこうについている布に抗原をたらすか、
軟膏に混ぜて、これを背中に張りつけ、48時間後にばんそうこうをはがし、
皮膚に腫れと発赤が現われているかどうかを調べます。

張りつけた抗原がアレルゲンの場合には、
抗原に対するT細胞の働きによって炎症が起こり、腫れと発赤が現われます。

皮膚テストでは抗原をわざと侵入させ、
その結果アレルギー反応かどうかを調べることで、アレルゲンを特定します。

結核菌に対する免疫の有無を調べる、
ツベルクリンテストも、基本的な考え方は、これら皮膚テストと同様です。

アトピー性皮膚炎ではスキンケアが重要

アトピー性皮膚炎の治療では、アレルゲンの回避や除去に加えて、スキンケアも大事です。

アトピー性皮膚炎はアレルゲンやスーパー抗原が
皮膚の角質層を通って体内に侵入することで起こります。

皮膚に付着したアレルゲンなどが容易に侵入できるのは、
皮膚のバリア機能が低下しているためです。

アトピー性皮膚炎の患部では、角質細胞の隙間を埋めている皮脂が少なくなり、
皮膚(表皮よりも下の部分)が潤いを保てなくなっている、カサカサした乾燥肌の状態です。

また、かゆい部分を掻きむしることで皮膚が傷つけられもします。

カサカサと乾燥し、傷ついた状態では、
皮膚のバリア機能が低下するため、アレルゲンが侵入しやすいです。

スキンケアによって皮膚のバリア機能を高めることで、
アレルゲンは簡単に体内へ侵入できなくなります。

アトピー性皮膚炎の治療としてのスキンケアは、
石けんなどを使って汚れを落とす、保湿剤を使用して皮膚の潤いを保つの2点です。

汚れを落とすのは、アレルゲンや細菌毒素などの除去。

保湿剤を用いて皮膚の潤いを保てば、バリア機能の代わりになって
アレルゲンの侵入を妨げます。

石けんで洗った後にはバリア機能をする皮脂も少なくなり、
ますます肌が乾燥して、これを防ぐために保湿剤を使用します。


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T細胞も抗原を認識し結合する抗原レセプター
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